daifukumakra’s diary

自己啓発、教育、自然、環境、宇宙等日々感じた事等

週末にKing Gnu病 発症

週末に風邪でダウンしたので、最近気になっているking gnuの映像を寝ながら見まくりました。


何がいい違和感て、最初にくるのが井口さんの高音。男女のどちらか一瞬分からない。そして耳に残るメロディを繊細な感情で、狂いない音程で遊び心を混ぜながら歌い上げる。


ネットでは井口→ふざけモード、井口さん→真剣イケメンモード違いを表す言い方があるけど、井口さんは、憑依体質なのかなと思いました。以前アンミカさんが服にすぐ合わせられるモデルさんをそう呼んでいたのだが、井口さんは歌に自分を合わせられるw Tokyo rendezvousや  vinylのモデルようなイケメンさ とteenager forever のふくよかでタンクトップで全力で走っているのは曲に合わせているんじゃないかなあ。だから芸人お笑いもできるし、バンド以外でももしかしたら俳優や声優さんもできるのかもしれないと密かに期待しています。


音楽の専門的知識はないですが、ネットで得た知識をつないで 超絶上手いけど基本JPOP的な人なんだなという捉えが府に落ちました。そして大衆受けする好感度と芸w、笑顔がとても可愛くて人が大好きそうで、自分のこともさらけ出して相手との距離感をとるのがとても上手。オールナイトニッポンラジオパーソナリティも、面白くて聞きいってしまいます。
その井口さんと対照的な常田大輝さん。低音で、アートよりでマニアック、自らの世界観を持ち、冷静そうで実は熱い。幼なじみと聞いたけど、プライベートではほとんど会わないそう。趣味趣向が本当に違うのでしょうねw でも2人の信頼関係がすごく伝わってきて、絶妙なバランス。
メンバーともケンカをしたことがないというのがこのバンドのすごい所だと思いましたた。作詞作曲全てを1人でやるブレーンの常田さんが、本当に周りを気遣える穏やかな人なんだろうなと想像します。だから同じような人達が集まってくると。さらに、それだけでなく彼が提供したものを自分のものにしてしまう才能ある人達。彼がプロデュースしているperimetronの映像集団とか、millennium parade というnew-age 的音楽グループとか、自分が好きな人達と関わって何かを作り上げる才能も本当にすごいです。ムーブメントを意識している。


king gnuというバンドが、日本で売れるための1つの媒体として試してる感があって総合的にもみると本当に面白い。YouTubeで音楽評論家?のみのさんという人が、井口さんを大衆に受け入れてもらうための「装置」だと言ってましたが、めちゃくちゃ納得した。ただの装置ではなく唯一無二の装置である所が井口さんの負けていない所。ラジオでNYのファッションショーでチェロを弾いた常田さんが羨ましい!常田さんになりたい!と言っていましたが、2人の役割って決定的に違う。どちらも野心的。ビッグになるぞと公言もしている。一見常田さんがリードしているように見えるし、クリエイターとして常田さんが断然すごいけど、井口さんの日本的な魅力たっぷり入った2人の違和感がある音こそに新しい価値があって、いずれ世界がなんだろう?と気づくかもしれないとワクワクしています。
誤解を恐れないでいると常田さんは西洋のものから作っているから西洋の人には、あまり驚きがないと思う。そこに井口さんの歌が掛け算することによって、えっ聞いたことないよこの音!という衝撃を提供する気がする。西洋も上手さを探しているのではなくて、新しさを求めているのは同じだと思います。BTSとか見ても思うが、全然母国語で歌っていいし。


最後になりますが、ライブが本当に醍醐味です。映像だけでも本気度がビンビンに伝わってきます。
常田さんの音はひたすら熱い。拡声器もあっている。ライブでのソロが本当に情熱がほとばしって本気感が伝わってくる。そしてベースの新井さんとドラムの勢喜さんも安定している、けどアレンジも素晴らしくて、すごく気持ちが良くなる音です。上手く言えないけどジャズの即興的な部分が大好きな自分にとっては、ライブの度に音が違う所が本当にたまらない。久しぶりにライブに行きたくなりました。人気過ぎてもう無理ですが…
まだまだ色々なことをやってくれそうで、こんなにハマったバンドはU2以来?ですw