daifukumakra’s diary

自己啓発、教育、自然、環境、宇宙等日々感じた事等

マンガ「凪のお暇」 1巻感想 ☆ネタバレあり

 ドラマになったので少し気になった「凪のお暇」1巻が、キンドルでベストセラーだったので読みました。

 空気を読み過ぎて疲れ果てた主人公が全てを断捨離して、逃げて都落ちのように貧乏な暮らしをするという流れ。表面では分からない人間の深みや、はっきりと言うことによって人の反応が変わり、優しさや苦悩を目の当たりにすることによって、主人公もいい方向に変わっていく。彼氏との関係や新しい友達との出会いやアパート住人とのやりとりが秀逸で、すごく面白かったです。

 見た目はいいけどすごく取り繕ってストレスを抱えた主人公が、全く逆の立場になって孤独死を想像するような逆境に立つけど、1つ1つ丁寧に生活をして人に触れあってそこから運命を切り開いているコントラストが絶妙でした。

 本当に1つの行動や選択肢が、運命やその後を決めるんだなと、セリフも良くて胸にズシンときました。私は主人公程卑屈ではないですが、環境がそうだったら、こうなってしまった可能性は大いにあるし、挫折している時の心の弱さと言ったら半端ないのが思い出されました。。

 

 1巻目読後の結論。社会の見えない圧がすごく上手に表現されていて、それに立ち向かう主人公が一生懸命行動して運命を切り開いていく感じがクスッと笑えてハッピーになる所が面白くておススメです!

 

2巻目以降はもう少し恋愛よりになるようです…